熊本県療術業協同組合の基本療法である『ゲルマニウム療法』についてお話します。
少し前から、ゲルマニウムという言葉が頻繁に使われるようになっています。また、いろいろな商品も出回っています。
ではどのように人体にいい効果をもたらしてくれるのか、ゲルマニウムの特性からお話しましょう。
ゲルマニウムは、自然界に広く分布しているものの、他の物質に紛れ込んでいるために、鉱石という形では見ることはできません。
希有元素のひとつで、主に石炭中に含まれますが、産出量はごくわずかです。また、有機ゲルマニウム、無機ゲルマニウムの2種類があり、前者は高麗人参や麗芝、サルノコシカケ、にんにくなどの植物に含まれ、後者は地球の地殻に広く分布しています。
そして、ゲルマニウムは、科学的には周期律表の32番目に記された元素で、1885年にドイツのウインクラー博士が、銀鉱石からこの元素を分離することで発見しました。そして発見者の国ドイツの別名ゲルマンにちなんで、ゲルマニウムと名付けられました。このゲルマニウムは、半導体という特性をもっています。半導体とは、条件によって電気を通す導体になったり、電気を通さない絶縁体になったりする性質のものです。そして、ゲルマニウムは光や温度で電気的特性が大きく変わる性質があり、これが人の皮膚などに触れると電子の移動が起こるのです。
人間の体には、生体電流というごく微弱な電流が流れています。そして、その電流の流れのバランスが崩れると、体の調子が悪くなるのです。そして痛みという信号を発信して、私たちに体の異常を知らせてくれるのです。肩や首のこり、腰や膝の痛みなど発しているところは、プラスイオンが集まっており、そこにゲルマニウムを貼付すると、ゲルマニウムの表面に存在するマイナスイオンが生体に流れ込み、痛みを発している部分にたくさんあるプラスイオンとのバランスがとれ、生体電流の乱れがおさまり、不快な症状を取り除いてくれます。