平成29年1月の研修風景(2017年1月)筋膜の整え方


1月の研修会は1月22日(日) 西部公民館2F和室にて行いました。

佐賀よりアフロディーテ株式会社の小副川先生を招き
の筋膜の整え方についてご指導いただきました。
以下、研修メモと様子です。

筋膜の整え方

筋膜の種類
○筋外膜-筋全体を覆っている最外層
○筋周膜-いくつかの筋線維を束ねて覆っている
○筋内膜-筋線維1本1本を包む

筋膜の特徴
筋膜は柔らかい組織のため委縮や癒着(絡まり・くっつき)しやすい。この現象が筋肉の痛みやコリの原因。



お腹をへこませる

腹式呼吸で腹部のインナーマッスルを鍛える。
ポッコリお腹対策には、腹筋よりインナーマッスルを鍛えるほうが効果的。
ドローイン(引き入れる)
 腹を背中側に引き込む。
 腹横筋が活性化して体幹のバランスを改善。



インナーマッスルとは身体の奥(深層部)にある筋肉の総称。
股関節-腸腰筋、小殿筋、外旋筋群など
肩関節-回旋筋群、前鋸筋、小胸筋、棘上筋、棘下筋、小円筋など
体幹部-腹横筋、腹斜筋、脊柱起立筋、多裂筋、横隔膜、骨盤底筋群など

インナーマッスルを鍛える
 基礎代謝をあげる。
 肥満やメタボの予防。
 加齢による転倒防止。
 身体のバランスを保つ。
 歪みのない正しい姿勢。
 内臓機能の維持。
 
日常の中での鍛え方
股関節
 両ひざの間にボールを挟む。
 階段の昇り降り。
 床に寝た状態で両足首の曲げ伸ばし。

肩関節
 左右両手で団扇を仰ぐように旋回運動。
 窓ふきの要領で両手で円を描く。

体幹部
 背中を床につけ、ひざをそろえて左右に動かす。
 椅子に座った状態で太もも上げる。
 椅子に座った状態で背筋を伸ばす。
 おしり歩き運動(足をのばし床に座った状態で行う)
 

















福岡県療術業協同組合との合同勉強会


2017年1月15日は福岡県療術業協同組合さんと福岡にて合同勉強会を行いました。

森瀬先生の指導により首と頸椎の調整について研修を行いました。
以下、研修メモと研修風景の様子です。

○首と頸椎の調整

頸椎は第一頸椎から第七頸椎までの七つの骨で構成されている。
四肢を支配するすべての神経が通っている頚椎に障害が起こると、
身体のどこかに痛みやしびれ、脱力といった症状が現れる。
また、なんらかの原因で上部頸椎が歪みを生じると、全骨格のバランスに影響
をきたし、ひいては精神面にも悪影響を及ぼす。
上部頸椎の歪みやズレを治すことで、身体全体のバランス、機能が
正常に戻り、本来持っている治癒力が復活する。


首と頸椎に関わる病気と主な症状

【変形性頚椎症】背中の両側や片側、肩甲骨あたりの痛み、後頭部の鈍痛など。
【頚椎脊柱管狭窄症】背中の痛み、首、肩、腕、指先のしびれや痛み、手指の麻痺など。
【肩関節周囲炎(五十肩)】肩関節の痛み。慢性期には腕を上げることができなくなる。
【頸肩腕症候群(肩こり)】肩甲骨の周囲、僧帽筋のしこりと痛み。冷感、脱力感、頭痛やめまい、吐き気など。
【頚椎後縦靭帯骨化症】手足のしびれや肩こり、背中の痛み、排尿・排便障害など。
【頚椎椎間板ヘルニア】首を後ろに反らした時に首、背中、腕にしびれや痛み。手足の麻痺、脱力感など。
【胸郭出口症候群】肩甲骨あたりの痛み、手の小指側の痛み、握力低下など。
【頚椎症性脊髄症】巧緻運動(細かい指先の動きが要求される運動)障害、歩行障害、排尿・排便障害など。
【頚椎症性神経根症】首から指先にかけてのしびれや痛み。上肢の筋力低下や感覚の障害など。
【ストレートネック】頭痛、肩こり、首痛、めまい、手の痺れ、上を向きづらいなど。
【パソコン病】背中の痛みや肩こり、眼精疲労、頭痛など。
【外傷性頚部症候群】(交通事故などにより頚部の挫傷の後)首の痛み、肩こり、頭痛、めまい、手のしびれなど。


上部頸椎の歪みの原因
・先天的な歪み
・日常生活での生活パターンや動作の偏りによる歪み
・眼の使い過ぎによる疲労での歪み
・転倒、事故など強い衝撃による歪み
・ストレスによる歪み


上部頸椎の調整作用

・身体の骨格バランス調整
・精神的安定によりストレス減少
・食欲増進
・血行改善
・免疫力の向上
・脳幹の活性化


研修の風景