福岡県療術業協同組合との合同勉強会


2017年1月15日は福岡県療術業協同組合さんと福岡にて合同勉強会を行いました。

森瀬先生の指導により首と頸椎の調整について研修を行いました。
以下、研修メモと研修風景の様子です。

○首と頸椎の調整

頸椎は第一頸椎から第七頸椎までの七つの骨で構成されている。
四肢を支配するすべての神経が通っている頚椎に障害が起こると、
身体のどこかに痛みやしびれ、脱力といった症状が現れる。
また、なんらかの原因で上部頸椎が歪みを生じると、全骨格のバランスに影響
をきたし、ひいては精神面にも悪影響を及ぼす。
上部頸椎の歪みやズレを治すことで、身体全体のバランス、機能が
正常に戻り、本来持っている治癒力が復活する。


首と頸椎に関わる病気と主な症状

【変形性頚椎症】背中の両側や片側、肩甲骨あたりの痛み、後頭部の鈍痛など。
【頚椎脊柱管狭窄症】背中の痛み、首、肩、腕、指先のしびれや痛み、手指の麻痺など。
【肩関節周囲炎(五十肩)】肩関節の痛み。慢性期には腕を上げることができなくなる。
【頸肩腕症候群(肩こり)】肩甲骨の周囲、僧帽筋のしこりと痛み。冷感、脱力感、頭痛やめまい、吐き気など。
【頚椎後縦靭帯骨化症】手足のしびれや肩こり、背中の痛み、排尿・排便障害など。
【頚椎椎間板ヘルニア】首を後ろに反らした時に首、背中、腕にしびれや痛み。手足の麻痺、脱力感など。
【胸郭出口症候群】肩甲骨あたりの痛み、手の小指側の痛み、握力低下など。
【頚椎症性脊髄症】巧緻運動(細かい指先の動きが要求される運動)障害、歩行障害、排尿・排便障害など。
【頚椎症性神経根症】首から指先にかけてのしびれや痛み。上肢の筋力低下や感覚の障害など。
【ストレートネック】頭痛、肩こり、首痛、めまい、手の痺れ、上を向きづらいなど。
【パソコン病】背中の痛みや肩こり、眼精疲労、頭痛など。
【外傷性頚部症候群】(交通事故などにより頚部の挫傷の後)首の痛み、肩こり、頭痛、めまい、手のしびれなど。


上部頸椎の歪みの原因
・先天的な歪み
・日常生活での生活パターンや動作の偏りによる歪み
・眼の使い過ぎによる疲労での歪み
・転倒、事故など強い衝撃による歪み
・ストレスによる歪み


上部頸椎の調整作用

・身体の骨格バランス調整
・精神的安定によりストレス減少
・食欲増進
・血行改善
・免疫力の向上
・脳幹の活性化


研修の風景